SHEINの商品はなぜ臭いのか？理由と取り方などの対処法について解説！

2024.02.24

SHEINの商品はなぜ臭いのか？その理由は？

SHEINの口コミを見ていると「届いた商品が臭い」という声を見かけます。これは、主に洋服を作る時に使われるミシン油（機械油）が臭いの原因だと考えられます。

SHEINに限らずですが、安価な洋服などの場合にはコスト削減のためにこの臭いを取る工程を行わずに出荷されるため、石油臭さが多少残ってしまってしまう場合があります。

中国製の商品と臭いの関係

中国などで生産されるファストファッションは、コスト削減のために洋服を作る工程で使われている機械全般の油の臭いや、生地を染める時に使う染料に含まれている油を洗う工程を省いて出荷しているため、届いた時に石油のような臭いがすることがあります。

また、工場自体に油の臭いが染み付いていることもあり、その臭いが商品に移ってしまったまま出荷されていることも臭いの原因と考えられています。

SHEINに限らずですが、石油系ポリエステルはこういった臭いが残りやすいため、洗える素材のものであれば着用前に洗濯をすることで臭いは軽減できます。

また、手元に届くまでにホコリなどもついていますので、海外製に限らず洗える素材のものは着用前に一度洗濯することが望ましいでしょう。

製造プロセスと品質管理の問題

SHEINは大量生産ではなく、多くの種類の品を少量生産することを前提としたサプライチェーンを構築していて、すべての工場には最先端技術が導入されています。

品質管理も徹底されていて、市場に出す前に色、サイズ、裁断、縫製、アイロンなどすべての工程の品質検査を行っています。

そうした品質検査を終えた商品は倉庫へと運ばれ、その後梱包段階でも再び商品の確認をして万全を期して出荷されます。

しかし輸送の際に何らかの原因で破損してしまったものなどの不良品は、カスタマーサービスに連絡をすることできちんと日本語対応をしてくれるので、消費者は安心して利用ができます。

糸がほつれていた、糸くずが入っていたなどの口コミを見かけることもありますが、実際に何回か雑貨などを購入しましたが、臭いと併せて特に品質管理に問題を感じるようなことは今のところありませんでした。

それでも気になる場合には、口コミを参考にしてから購入されると良いでしょう。SHEINのサイトには良い口コミも悪い口コミも書かれているので大変参考になります。

包装と輸送中の条件

SHEINの包装は雑ではないか？という声を見かけますが、実際に購入してみて届いた個人的な感想は「いたって普通に包装されていた」という印象です。

他の人の口コミにも、一つ一つがビニール袋に入っていて「雑」とまでは思わなかったと言う声もあります。何を持って「雑」かは個人差があるのと、「丁寧」とまでは行かないまでも、お値段などから考えてもごく普通の簡易包装といった印象です。

日本の場合、一番近い中国の配送業者から輸送され、国内に届いてからはヤマトか佐川急便、日本郵便のいずれかが配達を担っています。もちろん丁寧に配達はされているとは思いますが、長い距離をかけて配達されるため、デリケートな商品は破損などが生じてしまうこともあるのかも知れません。

海外倉庫から発送されて到着までには1週間〜10日前後かかり、悪天候などが重なると2週間前後かかることもあります。

関東近郊ですと殆どが5日〜7日の間に届くことが多いようですが、海外からの発送が心配な人は、購入後アプリ内で追跡履歴が見れますので、参考にしながら到着を待つと安心ではないでしょうか。

クリスマスや年末年始、中国の旧正月の時期などは若干時間がかかることも予想されますが、すべての輸送が止まるようなアクシデントでもない限りは、商品自体もしっかりと届いていますので安心して下さい。

なぜSHEINの商品が臭うのか？に関する具体例・口コミや評判

実際にSHEIN購入者から、開封したら臭っていたという声がありますが、なぜSHEINの商品は臭うのでしょうか？ここでは実際の購入者の声をご紹介します。

SHEINのズボン、ベルト、スマホケースの臭いについての口コミ

このズボンSHEINのなんだけどめちゃくちゃ臭いでやんす pic.twitter.com/USIwKwTnvu
— ぶん (@ange_17o) April 27, 2023

SHEINで買った骨格ウェーブ大勝利ズボンが届いたけど中国通販あるある・謎の臭いのため即座に陰干しの刑に処された
— リナ (@plum_625) April 28, 2022

小ぶりのカバン！写真の通りでした✨シーインアプリ内のレビューにあったベルト穴が硬すぎるとか石油臭いとかはなかったでさ‼️（個体差があるかもだけど）肩掛けの細ベルトも付いてるから便利✨✨これで1800円ってマ⁉️笑#SHEIN #シーイン #レビュー #バッグ #ファッション #購入品 pic.twitter.com/mV9kkn2enI
— 鬼武者👹購入品レビュー (@iimono_siritai) October 7, 2022

SHEINの臭いの回避方法・輸入品の臭いの取り方

先ほどご紹介したように、商品が臭うという声が一部あります。洗える素材であれば他の洗濯物への臭いや色移りを防ぐためにも、着用前に単体で手洗いや洗濯機で洗ってから着用しましょう。

洗濯できない素材のものは、消臭剤を吹きかけたり、天日または陰干しにするなどの工夫で殆どが臭いが気にならなくなります。

ただ中には残念ながらどうやっても臭いが強い商品もあるみたいですので、購入前の口コミを参照に購入することで「失敗した」とならずに済みそうです。

臭いを取るためのファブリーズの使用方法

購入後臭いが気になる方は以下の方法で臭いが消えた、軽減したという声がSNS上にありますので
試してみてはいかがでしょうか。

洗えるものは、セスキ炭酸ソーダをぬるま湯で溶いて浸け置き後、すすいでから手洗いコースの洗濯機で洗う
外にほす（天日または陰干し）
ドライクリーニングにだす（ミシン油が臭いの原因と言われているため、油汚れに強いドライクリーニングで軽減）
デニムの臭いが結構するとの口コミが多く、次の手順で洗っている人が多数見られました。
　熱めのお湯で洗う。油のような黄色い色のものが出た
その後ある程度すすいできれいになったら、洗濯機で単体で洗う

鞄やベルトなど洗うことが難しい商品は、ファブリーズなどの消臭スプレーをかけてから外に干しておくことでかなり臭いは軽減されたり消えるようです。

実際にSHEINサイト内の口コミには、ファブリーズをスプレーして臭い消しをしたという口コミが見られました。ただし、ファブリーズには使用できない素材のものがあり、例えば革製品には使えないなどの注意書きがありますので、必ず自身で使える素材かどうかを確認してから使用しましょう。

手元にあるファブリーズの説明書きには、20cmより近づけ過ぎない、近すぎるとシミになってしまうこともあるので目立たない場所で試してから使うように、などと書かれています。（※ファブリーズの種類によって説明書きに違いがある場合も考えられるため、必ずお手持ちの説明書きを確認してください）

SHEIN 服の手洗い方法

まず最初に洋服のタグの表示を確認し、それに従って洗いましょう。桶や洗面器に水、またはぬるま湯を入れて、洗濯洗剤などを水の量に合わせて入れます。

その後優しく手洗い（押し洗い）をしたら、何回かすすぎましょう。脱水可能であれば洗濯機の脱水にかけて、素材によって陰干しまたは天日干しで乾かしましょう。

洗濯しても石油のような臭いが取れない場合には、可能な素材なら（デニムなど）熱湯につけて洗ったり、重曹を溶いた中に1時間程度浸け置きをしてから、洗ってみましょう。

ただし、色落ちや縮みリスクもゼロではないため、基本タグ表示を確認するか色落ちなどは覚悟のうえで最終手段としてトライしてみるのが良さそうです。

Q&A｜SHEINの商品はなぜ臭いのか？理由と取り方などの対処法について

SNSで時折見かける「SHEINの商品は臭う」について、実際に臭いがあったと言う口コミや、全く気にならなかったなど様々な声がありますが、実際のところはどうなのでしょうか。

シーンが臭いのはなぜですか？

洋服が石油のようなツンとした臭いがする。
鞄が石油臭い。
デニムは酸っぱいような臭いがする。
スマホケースが石油のような臭いがする。

上記のように、洋服以外に雑貨なども開封したら「臭う」という口コミもありました。海外独特のような臭いがすると言う声や、イカのような臭い、ツンとする臭いと言う声もある中、圧倒的に「石油のような臭いがする」と言う声が多く見られました。

これは、洋服を作る時に使われるミシン油（機械油）の臭いが主な原因となっています。コスト削減のために洗う工程を省いて出荷されているため、「臭う」という現象がおきていると考えられます。

sheinの商品が臭いのは奴隷労働と関係がありますか？

1部動画などで劣悪な労働現場の映像が流れているのをみかけたことがある人も多いかも知れません。インターネット上では、労働者がお風呂にも入れず働き詰めの劣悪な環境の為、商品に臭い移りがしているのではないかというような憶測も飛び交っています。

実際にイギリスのドキュメンタリーが調査をしたところ、長時間労働があったのは事実のようです。
この報道を受けてSHEINが調査した結果、規定違反のサプライヤーが2箇所あったとのため全くのデマではなさそうですが、噂されているような18時間という長時間ではなかったことや、ノルマ、罰金などについては1部否定をしています。

また、報道後の2022年末には問題のあったサプライヤーへの発注を減らし、さらに20億を投じて施設を一新すると明言をしています。しかし何年かかけて資金を投じていくとの為、すぐに労働環境が解消されるということは難しいでしょう。

しかし、安価な製品にありがちな石油のような臭いと言うのは、SHEINに限らず中国製商品などでは他あるため、奴隷労働と言われている事と商品が臭うことの関係性の真意ははっきりしていません。

安易にインターネット上の過激な情報だけを鵜呑みにして極端な思い込みはせずに、気になるようであれば自身で調べてみる事が大切だと思いますので、本記事が少しでもその参考になれば幸いです。

まとめ｜SHEINの商品はなぜ臭いのか？理由と取り方などの対処法について

ファストファッションは、コスト削減のため洋服を作る工程で使われる機械全般の油の臭いや、染料に含まれる油を洗い落とす工程を省いて出荷しているため、臭いが気になる場合があります。

臭いの感じ方には個人差がありますが、染料などの化学物質を落とす意味でも、気になる場合にはタグの表示に従って着用前に洗うことをお勧めします。

また、洗えない物はファブリーズなどの消臭スプレーを利用したり、天日または陰干しをしてみるとよいでしょう。

SHEINの商品の臭いの原因と対策の全体像

届いた商品が1部臭いと言われています。これらの臭いの主な原因は機械の油（ミシン油）と言われているため、着用前に温かいお湯（40〜60℃位）にセスキ炭酸ソーダを入れて押し洗いをしたり、浸け置きできる素材なら1時間程度浸けることで、アルカリ成分が油汚れを落ちやすくしてくれる為、臭いも軽減されます。

何度かすすいだ後に、洗濯機で洗える素材なら単体で脱水してから、天日または陰干しをすることで臭いは気にならなくなるようです。

洗えない素材はファブリーズなどの消臭スプレーを使うか、外にしばらく干しておくと臭いは消えてきます。それでも中には臭いが消えないものもあるので、口コミを参考にして賢くお買い物をするとよいでしょう。